Britpop 80's-90's UK Rock Exhibition by Lawrence Watson

Exhibition

BRIT POP 80's-90's UK Rock Exhibitionについて

ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フーなどが世界を席巻した60年代ブリティッシュ・インベージョン。 その再来と言われ、90年代中期から後半にかけて、オアシス、ブラー、パルプ、スウェードといったイギリス国内から世界を席巻するバンドが次々と登場した現象が「Brit Pop(ブリットポップ)」と呼ばれるカルチャーシーンです。

               

「BRIT POP 80's-90's UK Rock Exhibition」では、ブリットポップ系ミュージシャンを数多く被写体にし、レコードやCDジャケットにも多数使用されたレジェンドフォトグラファーであるローレンス・ワトソンが撮影した80年代~90年代UKロック写真を中心に100展以上にも及ぶ希少かつ伝説的な写真を展示予定。

また、UK音楽界に長年携わっているドラマー、プロデューサーのスティーブ・シドルニクをスペシャルサポーターに迎え、イベント開催時には写真展の他、スペシャルトークイベント等も予定しています。                

Feature

みどころ

Oasis

再結成ツアーの来日も決まったOasis。 ローレンスが担当した彼らのジャケット写真、レコーディング風景、 最後のツアー写真などから日本初展示・初公開となる写真を多数展示する予定です。

smokin mojo filter

95年にボスニア紛争時に、戦争孤児のためのNGO「War Child」が企画したチャリティアルバム『Help』のために、 ノエル・ギャラガー、ポール・ウェラー、ポール・マッカートニー、オーシャン・カラー・シーン、ジョニー・デップらが集まったスーパーバンド。 彼らのレコーディング風景の一連の写真を展示予定です。

Noel Gallagher's High Flying Birds

Oasis解散後のノエルの音楽プロジェクト。その1st albumから3rd albumまでのジャケットやイメージ写真、ライブ写真をローレンスが撮影しています。 その中のオフショットなども展示する予定です。

Liam Gallagher

Oasis解散後、リアムが立ち上げたアパレルブランド『Pretty Green』のビジュアル写真などをローレンスが撮影。モッズの聖地ブライトンなどで撮影した写真などを展示します。

The Smith

Oasisのノエル・ギャラガーなど多くのBrit Popバンドに影響を与えたThe Smith。一昨年に亡くなってしまったベーシストのアンディ・ルークが写るメンバー揃っての最後のフォトセッションをローレンスが担当。 ファンにとっては涙物の一連の写真を展示予定です

Style Council

ラスト・アルバム『confessions of a pop group』のジャケット撮影や お蔵入りとなった幻のアルバム『Modernism: A New Decade』のジャケット撮影でのフォトセッションの写真を展示予定です。

Paul Weller

ローレンスが長年ジャケット写真などを担当したPaul Weller。 Style Council解散後、Britpop期のソロ活動でも人気が再燃。

『WildWood』『Heavy Soul』『Stanley Road』の時期の写真はもちろんのこと、ローレンスが担当した数多くの写真の中から選りすぐりの写真を展示予定です。

BLUR

                           

映画公開も話題のBLUR。Britpopに欠かせないバンドでもあるBLURの写真も可能な限り多く展示します。メンバーの仲睦まじい姿のショットなど貴重な写真を展示します。

Other band

                           

他にも、Jesus&MarychainやPulp,Suede,Echo&Bunyman,Charlatans,New Orderなどなど、80-90'sのUKロックシーンを彩ったバンドやアーティストのスタイリッシュな写真を数多く展示する予定です。

Legends

さらにUK RockやBritpopの枠を越えて、ローレンスが撮影したJames Brown、Ray Charles、Bo Didley、Funkadelic、Run DMCなどのレジェンドアーティストの写真を展示する計画もあります。

Contact Sheet

見所の一つとして、コンタクトシート(写真ネガのプリント)を一部写真と併設します。撮影時の一連の流れを見ることができ、1枚の写真に関する様々なできごとなどを発見することが出来ます。

Talk Event

期間中、ローレンス本人の在廊の他、トークイベントの実施も検討中です。写真を見ながら、撮影時のエピソードや使ったカメラや撮影方法などが聞ける他、会場から質問など、写真やUKロックに関する楽しいイベントとして企画中です。

About Lawrence Watson

ローレンス・ワトソンについて

イギリスの音楽雑誌NMEでカメラマンを始める。80年代には、イギリス国内だけでなく、アメリカに渡りRun DMC、LL Cool J、 Public Enemyらのヒップホップミュージシャンや、 トム・ウェイツ、ラモーンズなどの写真も撮影。

80年代後半にスタイル・カウンシルのレコードの ジャケット写真を撮影し、それ以来、30年以上、 ポール・ウェラーの作品のジャケット写真を撮影しました。

90年代にはポール・ウェラーに加え、Brit Popを代表するオアシスのジャケット写真や、一時期はオアシスを凌ぐ人気だったオーシャン・カラー・シーンのジャケット写真、PVを担当。さらには、ブラーやパルプ、スウェード、イアン・ブラウン、ジーザス&メリーチェイン、プライマル・スクリーム数多くのミュージシャンを被写体にしていて、ザ・スミスは最後のフォトセッションも撮影しています。

日本では3日間で1万人が来場した「CHASING THE SUN:OASIS 1993-1997」(東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催)のキュレーターも務めた経験やリアム・ギャラガー、ノエル・ギャラガーやポール・ウェラーの写真展を開催。2024年にはロンドンのサーチ・ギャラリー(The Rolling Stones Exihibitionの会場)他、イギリス各地やアメリカのロサンゼルスでも個展が開かれていて、多くのフォトグラファーからも「レジェンド」と称賛されています。

Works

ローレンス・ワトソン主な作品

ジャケット写真

Oasis

  • 『Don’t Believe the truth』、『Dig Out Your Soul 』、『Stop the Clocks 』、「LYLA」、その他に関連シングルなど多数

Smokin Mojo Filter

  • 「Come Together」

Noel Gallagher's High Flying Birds

  • 『Noel Gallagher's High Flying Birds』、『Chasing Yesterday』、『Who Built The Moon』(ジャケット内写真)、その他にシングルなど多数

Style Council

  • 『Confession of a pop group』、『Modernism: A New Decade』、その他に関連シングルなど

Paul Weller

  • 『Wild Wood』、『Stanley Road』、『Heavy Soul』、『As Is Now』、『Illumination』、その他のアルバムやシングルなど多数

The Others

  • Aswad『Distant Thunder』
  • Ocean Colour Scene『One From The Modern』、『Mechanical Wonder』など
  • Wilko Johnson『Blow Your Mind』
  • Pet Shop Boys「where the streets have no name (i can't take my eyes off you)」
  • その他多数
               

PV/MV監督作品

Paul Weller
「7&3 Is The Strikers Name」

Ian Brown
「Corpses In Their Mouths」

Ocean Colour Scene
「Profit In Peace」

Ocean Colour Scene
「Up On The Downside」

書籍/パンフレット

  • 「The World is Yours」Adidasとのコラボ写真集
  • 「Into Tomorrow」Paul Wellerの豪華写真本・Apple Books電子書籍
  • 「The Smith By Lawrence Watson」The Smithの写真集
  • Oasis、Don't Beleive The Truth ツアーパンフ
  • Noel Gallagher's High Flying Birds ツアーパンフ
  • その他、NME、Mojo、Rockin'Onなどの音楽雑誌の表紙多数

Special Supporter

               

Steve Sidelnyk(スティーブ・シドルニク)

                       

今回、日本での展示会開催に向けて、日本にゆかりのあるイギリスのミュージシャンでもあり、昨年にはローレンスのイギリスの展示会でキュレーターも努めたスティーブ・シドルニクがスペシャルサポーターに就任。トークイベントへの参加やドラムクリニックの開催なども予定しています。

スタイル・カウンシル、プライマル・スクリームのパーカッションなども努めたスティーブにブリットポップ系ミュージシャンとの秘話もお話してもらう予定です。

                       

Steve Sidelnyk(スティーブ・シドルニク)

マドンナやスタイル・カウンシル、プライマル・スクリーム、リチャード・アシュクロフト(元ザ・ヴァーヴでオアシス再結成ツアーのスペシャルゲスト)らのドラムやパーカッションを担当。TM Networkや小室哲哉氏の作品に関わるなど日本とのゆかりも深い。2024年には、イギリスでローレンスの展示会のキュレーターを務める。

ロシアによるウクライナへの侵攻が始まった時から、ウクライナに何度も現地入りして支援をしていることも有名で、ニュース番組にもたびたび出演。ウクライナ出身のユージン・ハッツが率いるニューヨークの多国籍バンド、Gogol Bordell(Apple Musicはこちら)の2025年リリース予定のアルバムのプロデュースも担当している。                        

Purpose

           

イベントの目的

この展覧会ではローレンス・ワトソンが撮影したオアシス(日本初公開のものを多数含む)や、ノエル・ギャラガーとポール・マッカトニー、ポール・ウェラー、ジョニー・デップ等が参加したチャリティーバンド、さらにザ・スミスの最後のフォトセッションなど、80年代~90年代のUKロックのアーティスト写真の貴重な写真を数多く展示する予定です。

高画質のプリントを使用して、ローレンスが撮るアートなロック写真にも感動を覚えてもらい、UKロックファンはもちろんのこと、幅広い音楽ファン、音楽に興味のない人にも、楽しめるイベントにしたいと思っています。

戦争孤児のためのチャリティーNGO『War Child』のバンド写真も展示するため、『War Child』と協力をして、収益の一部寄付するチャリティーイベントでもあります。スティーブの支援しているウクライナやガザ地区を初め、世界各地の戦争孤児のへの支援に少しでも力になればと思っています。